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トニック、サブドミナント、ドミナントについて

「トニック(Tonic)」、「サブドミナント(Subdominant)」、「ドミナント(Dominant)」は、西洋音楽の和声理論において、音階の主要な機能を持つ和音(コード)を指します。これらは、音楽の構造や進行において基本的な役割を果たし、曲の中での調性感を作り出します。トニックは、音階の1度目の音に基づいた和音で、主和音と呼ばれます。スケールの基盤となる最も安定した和音であり、調性(キー)の中心となります。曲の始まりや終わりによく使われ、安定感や解決感を持っています。曲が「家」に帰ってきたような感じを与えます。Cメジャーの場合、トニックの和音はC(ド)、E(ミ)、G(ソ)の3和音(Cメジャーコード)です。サブドミナントは、音階の4度目の音に基づいた和音です。トニックから少し離れた不安定な和音ですが、ドミナントほど緊張感は強くありません。サブドミナントは、和音進行の中でトニックからドミナントに進む中間的な役割を果たし、曲に少し動きを与えます。Cメジャーの場合、サブドミナントの和音はF(ファ)、A(ラ)、C(ド)の3和音(Fメジャーコード)です。ドミナントは、音階の5度目の音に基づいた和音で、非常に強い緊張感を持ちます。この和音は、トニックに「戻りたい」という強い解決感を生み出します。曲のクライマックスや重要な転換点で使われることが多く、ドミナントからトニックへの進行(ドミナント・トニック進行)は、和声の中で最も強い解決感を持つ進行です。

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